CP 4-7-1) Blenderで動画編集する時は、ワークスペースを動画編集用のVideo Editingに変更すると便利です。
ワークスペースをVideo Editingにする2つの方法と自分でワークスペースを設定する方法を説明します。
注:動画内でBlenderにScreencast Keysをつかいキー操作を画面表示をしています。PC環境の影響か、キー表示がされないときがあります。気が付いたところは編集で追加していますが参考として使用してください。
1. ワークスペースをVideo Editingにする方法
アニメーションの編集にCompositorを使うこともありますが、Video Sequencerを使うと視覚化された本格的な作業ができます。
Video Sequencerは、2.79のときVideo Sequence Editorと呼ばれ、VSEと略されていました。これをメインに使うワークスペースがVideo Editingです。
方法1 ワークスペースをFile、NewからVideo Editingにする方法。
① File。
② New。
③ Video Editingをクリック。
ワークスペースをVideo Editingにした新しいファイルが作成されます。
ワークスペースを変更したファイルは、保存して読み込むと保存した時のワークスペースで表示されます。
この方法を実行するとトップバーからLayoutなどが表示されなくなります。
他のワークスペースに変える時は+をクリックして行います。
方法2 トップバーでマウスのスクロールホイールを下に回転、+からVideo Editingにする方法。
スクロールホイールを回転して、+を表示します。
① +をクリック。
② Video Editing。
③ Video Editingをクリック。
実行するとFile、Editが消えることがあります。トップバーのエリアでマウスのスクロールホイールを上に回転すると、表示が戻ります。
方法3 エリアを分割して、自分でワークスペースを設定する方法。
右上の角にマウスを移動させると+が表示されるのでドラッグしてエリアを分割します。
①上下に2分割。
②上段を左右に2分割。
EditorTypeを変更します。
3つの方法を試して、気に入った方法で動画編集をしています。
2. コントラストの確認
ワークスペースが決まったら、コントラストを確認します。バージョンが変わった都度行っています。
理由は出力する画像(動画)のハイライトが暗く見えたからです。
2-1 ハイライトが暗い現象。
1、2、3のファイルでワークスペースを3D Viewportに変更、Cubeを追加、CubeのマテリアルをEmission(Strength:1)にしてレンダリングしてみました。
1. New File 2.80:File、New、Video Editingで新しく作成したファイルを使用。
2. 2.80 :2.80のファイルを使用。
3. 2.79 :2.79のファイルをBlender2.80で読み込み使用。
2.80のファイルをそのまま使用するとハイライトが暗くなります。
ポータブル版のブレンダーを使用している。PCのスペック不足。設定ミス?の可能性もあります。
2-2 ハイライトはHistogramで確認することが出来ます。
1)Video SequencerのPreview、Histogramで確認します。
① Sequencerに白の入った画像をドラッグ。
② PreviewでHistogramにして確認します。
3)読み込んだ画像のHistogramです。
2-3 実行している対応策
対応策1
① 2.80を起動、
② File、NewからVideoEditigにして新しいファイルを作成します。
対応策2
① 2.79を起動、保存します。
② 保存した2.79のファイルを2.80で読み込み使用します。
結果
作成後は、ワークスペースを変更して、3D Viewportでレンダリングを行っても、ファイルを保存し、再読み込みを行っても良好です。